田舎の様子
今回は自然農ネタではありません。
でも自然満載なので、よかったら見てください。
久しぶりに田舎に帰りました。
田舎は四国の山奥です。
生まれ育ったのは、山奥ですが、現在実家は山奥を離れ、
ちょっとだけ街に引っ越しました。
なので、山奥の家には誰も住んでない空き家となっています。
その山奥の空き家に行ってきました。
人が住まなくなると家が傷むと言いますが、
ごらんのとおり、錆び錆びの屋根になっています。
なんだか心も傷むというか、寂しい気持ちになります。
でも、逆に考えると
もとの自然な状態に戻してくれている、自然は偉大だなー。
いくら人ががんばったところで、自然にはかなわないなー。
とも思ったりします。
懐かしい家のまわりを探索しました。
まずは、お風呂。
当然、五右衛門風呂でした。
小学生のころから風呂当番をさせられ、風呂を焚き付けていました。
次は、犬を飼っていた小屋。
私は覚えていませんが、かつては牛を飼っていたそうです。
かつては鯉がいた池。
今は、ボウフラがいるだけでしょうか(笑)
もの置き小屋には、なんと!
唐箕(とうみ)があるじゃないですか。
もう、捨てたものと思っていました。
もらって使おうかな?
草に紛れて見にくいですが、姫りんご。
確か、中学に入学の記念に植えたような気がします。
ということは、樹齢25年以上。
もぎたてをそのまま食べた、柿の木。
今でも実を付けています。
びっくりグミ。
子供のころはすっぱいのであまり食べませんでしたが、
今なら大量に食べれると思います。
かつて下の畑だったところ。
今は柚子とお茶が植えられています。
かつて上の畑だったところ。
今は杉の木が植えられています。
クワガタ取りに行った道。
通る人がいないので、道がなくなっています。
栗拾いに行った道。
こちらは、かろうじて道が残っています。
都会ではコケが売られていますが
至る所に生えていました。
いまだに健全な水源。
山奥なので、水道がありません。
なので、この沢からホースで水を引いていました。
私たちの世代になれば、土地の境目が分からなくなります。
それを見越してか、数年前に国土調査が行われました。
今では、GPSでほぼ正確な境目が分かるそうです。
もちろん、調査のためには、土地の境界に精通した人の立会いがあったからできたわけです。
廃校になった小学校。
私が小学6年生のとき、全校生徒が11人でした。
近所の、おじぞうさん。
信心深い人がいるのか、きれいに整備されていました。
学校の行き帰りに落書きをしていた壁。
さすがに落書きは消えていました。
学校の帰り道、寄り道をして遊んでいた川。
雨のため、増水しています。
山全体の様子。
まじめな農家が多かったのか、国の言う通り杉の植林を実直にやったのでしょう。
ほとんどが、植林された杉で、自然林はあまりありません。
日本の田舎はだいたいこんな感じじゃないでしょうか?
せっかく昔の人が苦労して植林したのに、
手入れもされず、利用もされず。
機会があれば、地元の杉をふんだんに利用した
ログハウスを建てたいものです。(しかもセルフビルドで)
山の手入れがされないせいか、数年前に崖崩れが発生しました。
数百年もすれば、本来の自然に戻るのかもしれませんが、
単にほったらかすだけでは荒れていくような気がします。
人が壊した自然は、人の力で元に戻す必要があるのではないかと思います。
近くの滝が、観光地化されていました。
立派な橋が架けられ、通路もできていました。
しかし、駐車場には1台も車がありませんでした。
でも、滝は迫力があってよかったですよ。
マイナスイオンたっぷりです。