たおピーの人生メモ

たおピーの人生をメモとして残しておく

有機農から自然農へ

 最終的には自然農。

でも、いきなり自然農は無理だろうから、最初は有機農業でやろうと思ってました。

体にやさしい・おいしい野菜のつくり方」を参考にして、

肥料(有機肥料と化成肥料の併用)と自然農薬(元気丸)を使ってやろうと。

 

自然農は結果が出るまで時間がかかり、最初のうちは収穫が見込めないだろう。

初めから収穫が欲しい。じゃあ、早く結果が出る方法でやろうと思ったからです。

しかし、方針転換です。

 

自然農・栽培の手引き

自然農・栽培の手引き

 

 

そもそも、家庭菜園をやろうと思ったのは、物質文明にどっぷり浸かった生活を改め、

できるだけ自然に則した生き方に切り替えていこうと思ったからです。

 

物質的には豊かだけれど、なんだか満たされない。

毎日何かに追われ、心を忘れ、犯罪も病気も蔓延し、殺伐とし、幸せ度が低い現代社会。

物質的なものだけを追い求めた結果、経済も破綻しかけています。

なんだかおかしいぞ!と、ようやく気がつきました。

 

そう思って始めた家庭菜園なのに、早く結果を求めようとしている。

これじゃ、本末転倒じゃないか?

もっと、長い目で、ゆっくり、やっていこう。

最初から「自然農」でやっていこう。

 

ということで、「自然農・栽培の手引き」を参考に、畝(うね)を作ることにしました。

畝とは、作物を作るために少し高く盛り土された場所のことです。

畝を作る目的は、水はけをよくすることです。

したがって、斜面とか北海道の一部とか、

水はけがよすぎるところでは、畝を作る必要はありません。

でも、ほとんどの畑の作物は湿地を嫌い、日本の平坦な場所では、

まず畝が必要なそうです。

 

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まず、畝だけにうねらないように、まっすぐなるようにロープを張ります。

 

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ロープを目安にスコップで溝を掘っていきます。

掘った土は、左右の畝に振り分けておきます。

ちなみに、畝の幅は90cm~120cmぐらいで、溝の幅は人が通れる程度です。

あと、畝はまんべんなく日が当たるように、南北に立てます。

 

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これは、笹竹です。地下茎が、溝を掘る作業を邪魔します。

しかし、自然農の場合は、(溝の部分を除き)掘り起こしません。

地上部だけを刈り、ほうっておきます。

そんなことでは、すぐ芽が出てくるだろう。根こそぎ、徹底的に、掘り起こさないと。

と思うでしょう。近所の人曰く、しぶとく、すぐ芽が出てきて、ユンボで1メートル掘ったそうです。

でも、自然農では芽が出てきたら、また刈ってやります。

芽が出ては刈りの作業を繰り返しているとしだいに勢いを失い、やがて朽ちていくそうです。

それに、ユンボで1メートル掘ったところで、3年すれば、また出てくるとも言ってました。

 

自然と戦うか、自然と共生するかの違いでしょうか?

私は、自然と共生していくやり方でやってみようと思います。

 

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ようやく、溝が掘れました。

上の土をならし、ゆるやかなかまぼこ状にします。

 

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最後に、表面にあった枯草や枯葉を上に被せます。

 

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ようやく、ほうれん草が芽をだしました。